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おたふくけん   
多重債務者問題からみた社会福祉のあり方研究会

活動概要conCEPT 

プログラムの概要と構成

~家計管理支援プログラムの概要~

高校を卒業し、給与生活が始まる人も多いなか、二十歳を迎えると障害基礎年金を受け取り、消費生活では契約主体としての責任が求められます。在宅生活でも「親亡き後」の課題として様々な自立の必要性に直面します。

本研究会では、会社等で働く知的障害者の方々を対象に、家計管理支援するプログラムを検討しています。
まずは携帯電話・スマートフォンや買物を通して生活を振り返り、家計管理の大切さを学ぶことで生活の質を向上して頂くことが大きな目標です。

支援者や家族の方々を対象にした講習会も重ねています。

講習会の終了時に実施するアンケートやご意見を参考に、当事者にわかりやすく、よりニーズに即した研修プログラムに活かしたいと考えます。

~家計管理支援プログラムの構成~

研究メンバーは、障害者の生活や就労に携わる支援員の他、ファイナンシャルプランナーや家庭科の高校教員、障害者福祉や消費者教育を専門にする大学教員、弁護士などから構成されています。
家計管理支援プログラムの構成と内容は、各専門家の知識と経験を踏まえて実施しています。

●勉強しよう お金のこと (ご本人向け/ご家族・支援者向け)
 おこづかいや生活全体の収支といったお金の管理を知ります。金銭感覚をもつこと、お金のトラブルの防止について学びます。

●これだけは知っておこう!
 消費者トラブルの未然防止をメインとした短時間の講座です。お金の価値や電子マネー、携帯電話やスマートフォンをきっかけにした消費者トラブルを知り、断る練習や困った時には相談する大切さを学びます。

●「めざせ!かっこいいおとな」セミナー
 「かっこいいおとなになるための7か条」を通して、お金とうまく付き合うことを確認します。具体的に予算を立てて、費目の印刷されたシールを貼るなどして楽しく封筒管理術を学びます。


☆上記はこれまでに実践してきた講習内容の一部です。
2冊の報告書「上手に使って豊かな暮らし―知的障害者の金銭管理支援のために―【2010年版】」
「上手に使って豊かな暮らし―働く軽度の知的障害者の金銭管理をサポートするために―【2016年版】」
概要をまとめております。

☆講習内容はご要望に合わせてアレンジすることが可能です。
講習を希望される方は事務局までご相談ください。

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多重債務者問題からみた社会福祉の
あり方研究会(おたふくけん)
事務局

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東京家政学院大学 現代家政学科
小野研究室内