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おたふくけん   
多重債務者問題からみた社会福祉のあり方研究会

活動報告report

講習会等の実績(おたふくけん)

研究会メンバーによる特別支援学校等での講習会は下記の通りです


2018年度  
 2019年3月12日  東京都立光明特別支援学校  中学部と高等部の生徒の皆さんに、東京都消費生活センター作成のWeb教材「ちえとまなぶの ず〜っと役立つ「お金の話」」を活用した授業をさせて頂きました。

主な内容は下記の通りです(カッコ内はWeb教材内の項目番号)。

@「お釣りの少ない支払い方ゲーム」
  (ステージ1・ステップ2)
A「オンラインゲーム課金にご用心」
  (ステージ2・ステップ4)
B「お金の貸し借りはトラブルの元」
  (ステージ3・ステップ1)

1台のPC画面をプロジェクターで投影する形だったので、前に出てチャレンジした人のお釣りの支払い方でも勉強したり、拍手を送ったりして一緒に学ぶことができました。
オンラインゲームの課金でトラブルになりそうな場面が出てくると、「ダメ!ダメ!」などとそれぞれのやり方で反応されて、皆さんの慎重さが私にとても伝わってきました。

今回は50分ほどだったので、「自分のお金で生活する」(ステージ3・ステップ2)までは時間がなかったのですが、こちらも役立つ内容で、インターネットができる環境であれば学校でも家庭でも自主学習が可能なので、ぜひ挑戦をしてもらうようご案内しました。


2017年度  
 2018年2月26日 武蔵野東中学  自閉的傾向のある1年生から3年生の皆さんに、「勉強しよう!お金のこと」と題した講座を小野が担当させて頂きました。

内容は、下記の通りです。

1.はじめに:お金を どのように 使ってる?
「おつりの少ない支払い方ゲーム」にチャレンジしよう。

2.お金の使いみち:生活には 色々なお金が かかっているよ

3.見えるお金と「見えない」お金:貸し借りは トラブルになるから やめよう!
現金と同じように、電子マネーでも買い物ができるよ。
便利なこと、気をつけることは何かな?

4.オンラインゲーム課金にご用心!:オンラインゲームは 安全に 楽しもう!
ゲームをしすぎないよう、頭を冷やす方法には何があるかな?

5.割り勘はどうすればいい?:支払金額は 平等に!
みんなでかかったお金は、みんなで平等に払おう。
お金が足りるかどうか、前もってよく考えよう。

6.困った時は、だれに相談する?:あなたにとって たよりになる人は だれ?

7.役立つ情報源:トラブルにあったら 相談しよう、そうしよう!

東京都消費生活総合センターWeb版消費者教育読本『ちえとまなぶの ず〜っと役立つ 「お金の話」』を使用したり、質問に答えたりしてもらいながら、中学生に身近なことから学習してもらう機会となりました。

 2017年12月16日 足立区障がい者
福祉センターあしすと
 発達障害のある方を対象にした講座を島貫と鈴木が担当しました。(ライフマネー研究会と共同開催)
「もしも一人で暮らしたら」というテーマで7人が参加されました。

参加者からは「一人暮らしを考えているが、現実は甘くない」「日々かかる費用を書き出すと、目に見えて分かるためよかった」「1週間ごとの封筒管理は実践しやすそう」「近い将来一人暮らしになるので今日の講座は自分にとって、とてもタイムリーだった」といった声が聞かれました。
 2017年12月2日 呉安芸地域障害者就業・生活支援センター  ご本人向けと支援者向けの講座を島貫と鈴木が担当しました。(ライフマネー研究会と共同開催)

午前の「考えよう!お金の大切さ」と題されたご本人向けの講座では、実際の相談事例をベースに次の寸劇を実施しました。

@「トクだよ!今買わないとソンするよ」の声にはのらない
Aクレジットカードでの買いものは借金することと同じ。利息もかかるので注意!
B「お金をかんたんに増やせる」「楽してもうかる」などのうまい話にはウラがある。騙されない!
C「アンケートに答えて」は、サギの手口かも! お店や事務所に誘われてもついていかない
Dちょっと待った!その出会い系サイト、サクラじゃない?

約30人の参加者にご協力頂いたアンケートでは「勉強になった。自分も2回ぐらい騙され、お金を返してもらえなかった」という感想や、そして保護者の方からは「子どもが社会に出てお金を稼ぎ、一人で行動する機会も増えていく。必要なことを分かりやすく教えてもらった」という意見が寄せられました。

講座の導入部分では、おたふくけんのメンバーである平井が作成した「あなたのお金づかい度チェック」を実施したり、Aのクレジットに関するまとめとして「♪借金続くよ、どこまでも♪」を全員で合唱するなど、大いに盛り上がりました。

午後の支援者向けでは、「クレジットカードのメリット・デメリット」「コミュニケーションスキル」の講義を行いました。


 2017年11月23日 東京家政学院大学 大学の公開講座として「特別支援学校における金銭管理教育を考える」を実施しました。
特別支援学校の先生や、消費者行政に携わる方や消費者教育に関わる啓発活動をしている方々など、広くご参加を頂きました。

内容は下記の通りです。

1.全国の特別支援学校調査の報告(東京家政学院大学 小野由美子)
全国の先生にご協力頂いた家計管理教育の調査結果を報告しました。

2.生活困窮者への家計管理支援(尚絅大学短期大学部 川崎孝明氏)
ソーシャルワークの視点から家計管理支援の実践について検討頂きました。

3.東京都消費生活センターWeb版教材紹介(東京都消費生活センター 窪田久美子氏)
特別支援学校高等部向け教材の活用のポイントをご説明頂きました。

4.情報交換会(コーディネーター 明星大学 平井 威氏)
参加者の皆さんとの意見交換を通して、金銭管理教育のあり方を探りました。

盛りだくさんの内容でしたが、当事者をサポートする人にも役立つこうした機会を今後も設けてまいります。



2016年度  
 2017年3月18日 呉安芸地域障害者就業
生活支援センター
広島県呉市に伺い、ご本人向けの講座「生活力UP講座ー実践!こづかい管理術」を、島貫と鈴木が担当しました。(ライフマネー研究会と共同開催)



「かっこいい大人になるための七か条」を勉強したり、今回は4つの封筒を使った管理術の提案など、皆さん熱心に取り組んでおられました。
テキストと修了証のコンテンツはライフマネー研究会が準備をし、テキストの冊子や修了証の印刷はセンターさんできれいに仕上げて下さいました。 ご参加の皆さんにも喜んで頂けたようです。



後半の支援者・ご家族向けは「気づこう!見守ろう!支援者と家族のための消費者問題学習会」ということで、小野が担当しました。

学習会のねらいとしては、
・知的障害のある人に多い消費者問題を知り、未然防止や早期解決の方法を考えましょう。
・家族と支援者に期待される「気づき」と「見守り」のあり方を検討しましょう。としました。

消費者トラブルとしてはデート商法やマルチまがい商法など、働く軽度の知的障害のある方に注意いただきたい事例紹介やその対応方法についてお話しました。

素材には消費者庁の見守りの担い手向け映像教材『高めよう!「見守り力」』や、東京都消費生活総合センター作成のWeb版消費者教育読本を使用させて頂きました。

以前お伺いしたのが2013年11月23日でしたが、その後、ゆうちょ財団さんとの金銭管理講座も継続されており、呉安芸地域障害者就業・生活支援センターの継続した取り組みに勉強させて頂きました。
 2016年8月29日 さいたま市
障害者総合支援センター
2014年度から担当させて頂いている「勉強しよう お金のこと 〜お金のトラブルを防ごう!〜」というテーマの講座を担当いたしました。
(前回 2015年8月26日、前々回 2014年11月29日)
3回目ということもあり「継続は力なり」という言葉が頭をよぎりました。

さいたま市障害者総合支援センターさんの講座では毎回新しい参加者さんとお会いしますが、継続して実施することで生活とお金の基礎学習の機会を得た人が確実に増えていくことのお手伝いができてありがたいです。

2015年度  
2016年2月19日  東京都立
光明特別支援学校
高等部3年生を対象に家庭科の時間を頂きました。
4人ずつの2つのグループについて小野が担当しました。
@就労を目指しているグループ
私が軽度の知的障害者の方向けの講座で用いる「勉強しようお金のこと」と題している内容をベースにしました。(写真左・中央)



今回の構成は、コンビニでの支払い、お金の使いみち、電子マネー、ケイタイ・スマホの使い方、相談相手の確認、替え歌としました。

通常は、千円で何がいくつ買える?といったお金の大きさを理解するための「ものさし」のお話をしたり、消費者トラブルについても触れますが、高等部の授業は1時限が50分なのでコンパクトにしました。

これまでに職業の授業で5回ほどおこづかい帳の学習をしている生徒の皆さんなので、終始、集中して授業に参加してくれました。

今回の内容はこれまでの学習と重なる部分もあったと思いますが、外部講師からも重ねて説明することは知識の定着に役立つものと思います。

Aそれ以外のグループ 数の認知が難しく、現金を形や色でマッチングをしている生徒の多いグループとのことでしたが、下記の啓発資料(写真右)を使用しました。

神奈川県消費生活課 「お金のつかい方」を学ぼう! http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/807674.pdf

計算が難しいこともあり、「貯金」は「おかねをためること」とホワイトボードに書いたりして、お金を管理するための枠組みや概念について平易な言葉で説明することに努めました。 たまたま啓発資料のモデルの女の子と同じ、かばんが大好きで自分でも買いたい人がいて、熱心な様子が印象的でした。

こちらのグループもコンビニでの買い物学習をしていたことで、啓発資料にあるレシートの話はしやすかったですが、「買物をした記録や証拠になるので、捨てないでもらいましょう」と言ったところ、「証拠ってなあに?」「記録って?」という質問が出たときに、さらに易しい言葉での説明が求められました。

@のグループでも「現金だけでなく電子マネーを使った買い物でもレシートをもらっておきましょう」とお話したところ、「自動販売機ではどうしたらよいか」と質問があり、「その場で残高確認できないときは、別に買物やチャージをするときに確認することになりますね」とお答えしましたが、何かよい方法が別にあるかもしれません。

講座をお引き受けすることで、本当によい気づきをいつも頂きます。
2015年9月24日  さいたま市
社会福祉協議会 
日常生活自立支援事業専門員・生活支援員及びさいたま市市民後見人候補者の方々に、障害者の家計管理と支援の視点について小野がお話させて頂きました。
知的障害者等の消費行動の特性や、対応のあり方について理解を深め、支援の質の向上をめざすことを目的にした研修でした。
消費者白書や私の研究をベースに、消費者トラブルの状況をご説明して、DVD「高めよう!見守り力」(消費者庁)を視聴しました。
事例検討では、事前にご参加の皆様から寄せられたアンケート結果をもとに、家計管理支援の視点を検討しました。
家計管理の難しさ、消費者トラブル、お金の貸し借り、家族との関係、障害特性…今回の研修では、さらに考察を深めたいポイントがたくさん出てくるよい機会を頂戴しました。
2015年8月26日 さいたま市
障害者総合支援
センター
昨年11月29日に小野が担当させて頂いた講座「べんきょうしよう お金のこと」を、今回はまた違った形で持たせてもらいました。

タイトルはそのままですが、ご要望もあり対象者は知的障害者に加え、精神障害や発達障害のある方となり、13歳から50歳代まで(平均約30歳)の30名程が3時間にわたりご参加下さいました。

昨年の内容(2014年11月29日の活動報告を参照)に加え、今回はオンラインゲームや出会い系サイトによる消費者トラブル、クレジットカードのしくみにまで範囲を広げました。

年代も幅広く、それぞれ障害の特性もあるので、人によっては内容が簡単すぎたり難しすぎたりすると思います。
したがって今回は知識を得てもらうというよりは、5班に分かれた座り方を活かして、例えば断り方のバリエーションを出し合ってもらうなど、お金についての意見交換といった側面を強めてみました。

1時間に10分を目安に休憩を取りましたが、その間、買いたくもない絵画を買わされてしまったが、家族に助けてもらったこと、売りつける人の第一印象がとてもソフトでわからなかったこと、だまされてとても嫌な気持ちになったことなど、つらい経験をシェアしてくれた人もいました。

近く、また別の形での金銭管理に関する講座も予定されているとのことなので、おたふくけんメンバーで力を合わせて引き続きお手伝いできることを楽しみにしています。
2014年度  
2015年3月26日 特定非営利活動法人
いわて生活者サポート
センター
岩手県の知的障がい者等金銭管理支援事業の報告会がありおたふくけんの島貫と小野が講評をさせて頂きました。

中軽度の障害レベルの方について、勤労収入と障害年金を含めて10万円を超える金銭を自己管理できる力を身につけるところに到達目標を設定された、意欲溢れる事業内容となっています。

研究会のメンバーは、支援者の方々や特別支援学校の先生方から構成され、いわて生活者サポートセンターが事業のとりまとめをされました。

副読本としてご本人向けの冊子も作成されています。

今後、電子ファイルでの公表も予定されているとのことです。

2015年2月14日  金沢区いきいきセンター 金沢区障がい福祉保健“いきいきネット” 障がいのあるご本人向け講座 「かんがえよう おかねのこと」にて、おたふくけんのメンバーである平井威と河合直美が講師を務めました。

今回はお金の中でも主に「見えないお金」カードについて、お話ししました。受講者は、中学生から36歳の社会人までと幅広かったのですが、想定以上にカードに関心が高く、実際にカードを利用していることが分かりました。特にパスモなど交通系電子カードは全員が日常的に活用していました。そこで「見えないお金」の便利なところと危ないところを、そのしくみを学びながら確認しました。説明だけでなく、アンケートやクイズに答えていただいたり、替え歌を合唱したりと、楽しみながら大切な内容はしっかり伝わるように工夫しました。

2014年11月29日 さいたま市
障害者総合支援センター
さいたま市内在住で就労中の知的障害者の方々を対象にした講座「べんきょうしよう お金のこと」を小野が担当させて頂きました。
25名で3時間、休憩を2回挟みましたが、皆さん最後までおつきあい下さいました。

内容は、@お金の使い方:コンビニで買い物をする場合の支払い方法、Aお金の「ものさし」:お金の大きさを考えるための「割り算」、Bお金の使いみち、C電子マネー、Dケイタイ・スマホをきっかけにした消費者トラブル、E相談できる人の確認、F消費者トラブルの未然防止を目指した替え歌(メンバーの江國作成)を振付付きで合唱、Gふりかえり、というものでした。

グループごとに話あったり、その内容を別の班に発表してもらったりしました。
職員の方々の企画とサポートのおかげで、以前からのお知り合いも、初めて会った人たちどうしも、和気あいあいと学んで頂けたと思います。

替え歌についてはその後、参加者のどなたかが職場で披露されたことが、歌詞の作者であるおたふくけんメンバーの江國のお耳に入るといった後日談がありました。
参加しただけでなく、知識をご自分のものにして他の方と共有されていたことは大変ありがたいことです。
2014年11月17日 さいたま市
社会福祉協議会
地域福祉・研修センター
おたふくけんのメンバーである小野がご依頼を頂き、さいたま市社会福祉協議会の地域福祉情報・研修センター主催の民生委員・児童委員、主任児童委員研修(現任3)「消費者被害から地域を守る〜小さな気づきから始まる『見守り力』」にてお話をしました。

地域での見守りのあり方をテーマに、「消費者白書」から高齢者や障害者の消費生活相談をご紹介したり、被害にあう人の特徴についてグループワークをして頂きました。
さらに、消費者庁の見守りの担い手向け映像教材「高めよう!『見守り力』〜高齢者・障害者の消費者被害を防ぐために〜」を視聴をしたり、地元の消費生活センターからご提供頂いた啓発資料を確認しました

3時間にもわたる研修にもかかわらず熱心な参加者(約60名)のご様子が印象的でした。お声を掛けて下さった担当者の方に心から感謝するとともに、このような企画が全国で実施されることを望みます。
2014年11月8日 稲城市障害者
総合相談センター
稲城市障害者総合相談センター「マルシェいなぎ」の利用者のみなさんとそのご家族27名のご参加をいただき「お金に関する講座−知っておきたいカードのこと―『カードの中の見えないお金』」の話をおたふくけんのメンバー平井威、河合直美が行いました。

まずいろいろなカードを、プリペイカード、ポイントカード゙、電子マネー、クレジットカードなど種類別に分けてみました。その中でも最も身近な交通系電子マネー(スイカやパスモ)について使い方を失敗してしまった「いなぎさんの場合」をお話しし、失敗の原因をみんなで考え、どうしたら上手に使えるか考えました。次にみんなの憧れ「クレジットカード」について、便利な点と注意しなければならない点を学習、最後に最も注意しなければならないリボ払いの歌「借金続くよ、どこまでも」を大合唱。楽しく充実した講座となりました。

使用したパワーポイントの一例を紹介します。
(「3.高価な買い物に便利?クレジットカードについて考えてみよう♪」のイラストは、おたふくけんメンバーの小俣絵美が作成)


  2013年度 ※印は、ゆうちょ財団との共催事業です。
2014年3月2日 相模原市
障害者支援センター
松が丘園
自立生活支援事業講座「お金について考えよう」が開催され、「お金の使い方中級編」の前半を小野が、後半を島貫と鈴木が担当させて頂きました。松が丘園にはこれまで2回お世話になっていますが、今回の新しい取り組みとしては初級編が設けられ、職員の方が担当されていました。
中級編は3時間で、途中に2回の休憩を挟んだ構成としました。最初の1/3は電子マネーやケイタイ・スマホ、消費者トラブル、中ほどの1/3で「かっこいい大人になるための7か条」の確認、最後の1/3で「お金の使い方ホップ・ステップ・ジャンプ」を学習しました。
日ごろお互いの接点があまりおありでない参加者でしたので、はじめは緊張されていた方もおられましたが、ご自分でチラシをみて参加を決めた方などもいらして、お役に立てたことを嬉しく思いました。

 
 
 ※2014年2月9日 名古屋市 熱田区障害者生活支援センター ご本人向けのお話を小野が担当させて頂きました。
参加者には小学生から、勤続35年になるベテランの方までいらっしゃいました。
電子マネー、ケイタイ・スマホ、消費者トラブル、困ったときの相談相手、トラブルにあってもあきらめないことなどを学習しました。

 ※2014年1月13日  
福島市民活動サポート
センター
将来の夢や目標を設定し、その実現に向け、限りあるお金の優先順位を考え、計画的に使うためのヒントをご提供する講座を開催しました。
おたふくけんのメンバーでもある、ライフマネー研究会の島貫と鈴木が進行を務めました。
生活保護や年金をやりくりしながら、夢も実現できる方策を一緒に検討してもらいました。
熱心にメモを取られたり、計算をされたり…ご参加の皆様本当にお疲れさまでございました。
2010年にも福島で講座を開催させて頂いたのですが、今回で2回目の参加となる方に成功のコツをご披露頂く場面もありました。
また、ご自身でこれまで家計簿記帳を試されたけれど継続ができず、今回を楽しみに来て下さった方もおられ、私どもにとっても大きな励みとなりました。
開催にあたっては福島大学災害復興研究所にご協力を頂きとりわけ丹波史紀先生にはお世話になりました。
関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

 
 ※2014年1月6日 東京家政学院大学
千代田区三番町
キャンパス 
特別支援学校における金銭管理教育を考える
@東京家政学院大学 千代田三番町キャンパス
特別支援学校において主体的に生活を営むためのおこづかいや金銭管理教育のあり方を考えるセミナーを開催しました。
16名の特別支援学校などの教員、7名のファイナンシャルプランナーなどの有資格者、加えて2名の行政機関関係者をはじめとする方々がお集まり下さりました。
情報交換をさせて頂くなど、貴重な機会となりました。
プログラムは下記の通りです。
●「おたふくけんの取り組み」
小野由美子(東京家政学院大学 現代家政学科 准教授)
●「知的障がい者のお金のトラブルと 学校教育の課題」
平井威(明星大学教育学部 特任准教授)
●「葛飾特別支援学校における出前講座の紹介」
石田晶子(葛飾特別支援学校教諭)・小野由美子
●情報交換会

 ※2013年12月1日 依存の問題の支援に
携わる人たちの勉強会
テーマは「軽度知的障がいの方の『お金』の支援について考える」。江國が担当しました。その内容は下記の通りです。
第一部:軽度知的障がいという課題について、金銭感覚、構造化、見える化、将来を見据えた支援などをお話しました。
第二部:本人向けの講座の内容(おこずかいのやりくり、トラブル防止など)を披露することで、支援のあり方について説明しました。
※ 2013年11月28日 川崎小学校
通級指導教室親の会
子どもに与える金額やその方法、使い方について江國がお話しました。
 ※2013年11月23日 呉安芸地域障害者就業・
生活支援センター
午前は主に支援者に、午後はご本人にご参加頂きました。

○午前の支援者向けの講座は江国が担当しました。
はじめに、お金をめぐる子育てについて、金銭感覚、構造化・見える化、将来を見すえて説明をしました。
そして、お金をめぐる課題と個別の支援と集団を介した支援、とりわけ後者については
1)金銭管理を巡る個別の支援
2)個別的支援あっての集団を介した支援
3) 集団を介した支援を巡る課題、に触れました。

次に、おこづかいのあり方について提案をし、お金や携帯電話の貸し借りについては「障害の特性」からの理解を求めました。
いわゆる「みえないお金」「詐欺被害」について、周囲の支援者ができる防止策について、また「ギャンブルにはまらない人生」の大切さについて言及しました。
収入より生活費が大きくなるという現実の中で、いかに障害基礎年金の重要性が高まるか、その申請支援の重要性を説明しました。

○午後のご本人向け講座は小野と河合が進行しました。
その内容は下記の通りです。
@おこづかい どうしてる?
Aおかね の 「つかいみち」「はらいかた」 「ものさし」
B電子(でんし)マネー って しってる?
Cケイタイ、じょうずに つかってる?
D消費者トラブル って なあに?
Eおかねの「かしかり」してませんか?
Fかっこいい 大人(おとな)の じょうずな おかね の つかいかた
G困(こま)ったら、だれ に 相談(そうだん)?
Hトラブル に あっても あきらめないで!
Iみんな で 歌(うた)いましょう♪

 ※2013年11月16日 NPO法人ささしま
サポートセンター
「やりくりべたのための『家計管理術』レッスン」を、生活保護を受給されていたり路上生活を経験した方と学習しました
現状の把握、目標の設定、支出の改善についてお話をした後、封筒管理術を学習しました。

   
 ※2013年11月9日 湘南とつかYMCA 「初めての一人暮らしのためのリアル生活術」を鈴木と島貫が担当しました。
生活の支出項目の確認や見えないお金、料理、家事、生活マナーを確認しました。
収入と支出も検討し、とりわけ支出については支出項目を3層にわけた上でその「優先順位」を考えました。

   
2013年9月14日 湘南とつかYMCA  江國が「べんきょうしよう おかねのこと」と題して、ご本人向けのお話しをしました。
おたふくけんメンバーが運営サポートをしました。
先週の講座はご家族や支援者に向けた講座、今回と次回は同じご本人の方々へまた別の実践的な講座を受けて頂く「3本立て」の試みです。

※2013年9月7日 湘南とつかYMCA 江國が、「発達障がい・知的障がいの方の『お金』の支援を考える ―お金の管理とトラブル防止を支えるために―」と題して支援者とご家族にお話ししました。おたふくけんメンバーが運営サポートをしました。


2012年度  
※2013年3月11日  NPO法人
成年後見センター
もりおか
ご家族と支援者、そしてご本人を交えた情報交換会「親と子で暮らしとお金について話し、学びあう会」を担当しました。 構成は@普段のお金の使いかたは?(オープニング アンケート)、Aお金に関するトラブルをどう防ぐ?(ロールプレイ)、Bお金との「おつきあい」、どうしてる?どうすればいい?(質疑応答)。江國と小野が担当しました。
 2013年3月10日 相模原市社会福祉事業
団障害者支援センター
松が丘園
地域で暮らすご本人向けの講座「もう一度、お金について考えよう」を担当しました。 @お金の使い方入門編「おかねの学校 よ〜く考えよう お金は大事だよ♪」。進行は小野。 Aお金の使い方基礎編「めざせ!かっこいいおとな セミナー」。製作・進行はライフマネー研究会(島貫正人・鈴木佳江)。@Aの両講座とも、おたふくけんメンバーが運営サポートをしました。
 ※2013年3月3日 千葉発達障害児・者親の会「コスモ」YPC 高校生から30歳代の発達障害のあるご本人が参加された「めざせ!かっこいいおとなセミナー 〜お金の管理〜」にて、ライフマネー研究会の島貫正人・鈴木佳江が 「初めての一人暮らしのためのリアル生活術 〜生活力を育む〜」を担当。 同プログラムは発達障害のある若者向けの内容で、ライフマネー研究会が開発。当日はおたふくけんメンバーがアシスタントを務めました。

※2013年2月22日 東京都葛飾特別支援学校
家庭科
2月8日に授業を受けた高等部3年生に 「お金の貸し借り」と「マルチ商法」についてのロールプレイングの手法を用いて学習してもらいました。小野と河合が担当。
※2013年2月15日 砺波障害者就業・生活支援センター/高岡障害者就業・生活支援センター 知的障害のある方々の消費生活講座として「よ〜く考えよう お金は大事だよ!」と題して、江國泰介と小野由美子が担当。
ご本人、付添、センター職員を含めて87名のご参加。ご本人は、就労移行支援利用者、グループホーム等入居者、就労継続B利用者といった方々でした。小野が消費者トラブルを防ぐためのお話を、続いて江國から金銭管理のお話をしたあと、フロアにいるご本人と質疑応答の時間を持ちました。

 ※2013年2月8日 東京都葛飾特別支援学校
家庭科
家庭科の授業で、2月4日とはまた別の高等部3年生に 「お金の学校 ―卒業前に これだけは 知っておこう! 」と題して、小野と河合が担当。
生徒さんの半分が企業へ就職されるということで、2月4日の内容に加えて「働いてお金を稼ぐこと」「じょうずにお金を使うこと」についても学習しました。
 ※2013年2月4日 東京都葛飾特別支援学校
家庭科
高等部3年生の家庭科の授業で 「お金の学校 ―卒業前に これだけは 知っておこう! 」と題して、小野由美子と河合直美が担当。
東京都消費生活総合センター作成の消費者教育教材WEB版「ハカセといっしょに消費者の時間へGO!」(特別支援学校高等部の学生向け)をオンラインで活用するなどして約2時間、電子マネーを含めてお金の貸し借りはしない、何かあったら相談する、断ることの大切さを学習しました。
 2012年8月25日 世田谷区就労障害者
生活支援センター分室
そしがや
生活講座「金銭管理」を、ライフマネー研究会(島貫正人・鈴木佳江)、平井威、小野が担当。おたふくけんメンバーが運営サポートをしました。
はじめに小野が「よ〜く考えよう お金は大事だよ」と題して電子マネーや携帯電話のトラブルについて説明し、次に島貫と鈴木が「めざせ かっこいいおとな!実践編」を進行。最後に平井が「お金の使い方 じゃんけんゲーム!(旅行バージョン)」を担当し、おおいに盛り上がりました。

2011年度  
 2012年3月27日 横浜市港北福祉授産所 ご本人向け講座「おかねの管理を学ぼう よ〜く考えよう、お金は大事だよ♪ 」。進行は小野が担当。
 2012年2月22日 NPO法人
成年後見センター
もりおか
支援者とご家族向けの講座「上手に使って豊かな暮らし ―知的障がい者の金銭管理支援のために―」を小野が担当しました。
@知的障がい者と消費者トラブル、Aおたふくけんの実践紹介、B役に立つ消費者教育教材、C知的障がいのあるご本人への支援についてお話ししました。
 2012年2月4日 相模原市社会福祉事業団
障害者支援センター
松が丘園
地域で暮らすご本に向けの講座を担当しました。「めざせ!かっこいいおとな セミナー」。製作・運営はライフマネー研究会(島貫正人・鈴木佳江)、おたふくけんメンバーが運営サポートをしました。
 2011年11月20日 神奈川県LD等発達障害
児者親の会
にじの会
発達障害のある若者向けのプログラム「初めての一人暮らしのための リアル生活術 〜生活力を育む〜」をライフマネー研究会(島貫正人・鈴木佳江)が製作。当日はおたふくけんメンバーがアシスタントとなり、無事終了しました。
 2011年9月10日 東京都七生特別支援学校
卒業生の本人講座
しゃべり場
2グループに分かれて学習しました。
@「めざせ!かっこいいおとな セミナー」:製作・運営はライフマネー研究会(島貫正人・鈴木佳江)。
A応用編「お金の管理を学ぼう ―よ〜く考えよう、お金は大事だよ♪ 」:江國の講座を参考に、小野が進行。将来一人暮らしを考えている人が受講されました。

2010年度  
 2011年3月10日 横浜市社会福祉協議会
障害者支援センター
ご本人向け講座「おかねの学校 よ〜く考えよう、お金は大事だよ♪ 」。進行は小野。同日開催された支援者向けの研修会は江國が担当。
 2011年2月26日 千葉県立特別支援学校
流山高等学園親の会
KOYOクラブ
「めざせ!かっこいいおとな」セミナーでは、「かっこいいおとなになるための7か条」を通して、お金とうまく付き合うことを確認。具体的に予算を立てて、費目の印刷されたシールを貼るなど楽しく封筒管理術を学べる内容を目指しました。プログラムの製作・運営はライフマネー研究会(島貫正人・鈴木佳江)。プログラムの実施先担当者としておたふくけんメンバーでは小室厚美・世田谷区就労障害者生活支援センター長、及び平井威・東京都立七生特別支援学校高等部主幹教諭。

  
 2010年9月11日 東京都七生
特別支援学校
 2010年5月22日 世田谷区就労障害者
生活支援センター分室
そしがや

2009年度  
 2010年3月13日 千葉県立特別支援学校
流山高等学園親の会
KOYOクラブ  
「お金の学校 ―卒業する前に、これだけは知っておこう!」と題した、消費者トラブルの未然防止をメインとした短時間の講座。
お金の価値や電子マネー、携帯電話をきっかけにした消費者トラブルを知り、断る練習や困った時には相談する大切さを学習できる内容で、主に小野が担当。     
 2010年3月12日 千葉県立つくし
特別支援学校
 2010年3月5日 東京都七生特別支援学校
 2010年2月23日 千葉県立流山高等学園
 2010年2月19日 千葉県立柏特別支援学校
分教室
 2009年10月31日 福島大学公開講座
創立60周年記念公開講座社会的支援を必要とする人を対象にした
「お金の学校」
封筒管理術を活用したお金の管理方法についてワークショップを実施。生活保護を受給している方、支援活動を展開している方など30名ほどが約3時間にわたり集いました。
プログラムの製作・運営はライフマネー研究会(島貫正人・鈴木佳江)。おたふくけんとの共同事業として小野が参加。実施先の福島大学 丹波史紀准教授には貴重な機会を頂戴しました。


家計管理支援プログラム講演会

  • 当研究会の家計管理支援プログラムは、本研究会のメンバーである江國が2006年度から先行実施してきた講習会がベースとなっています。



講習会等の実績(江國)

家計管理支援プログラム

第2回 お金のトラブルに気をつけよう! 
  V.お金の管理…その具体的アイディア1 収入と支出
  • 1.(就職したら)あなたのお金は どこから?(収入)
  • 2.「生活に 必要な お金」には どんなものがあるだろう?(支出)
    @費目
    Aひとり暮らしをはじめたら ・・・1ヵ月に いくらかかる?
  • W.お金の管理…その具体的アイディア2 おこづかいと貯金
    1. あなたが おこづかい から だしているものは?
    2. あなたの おこづかい の もちかたは?
    3. こづかい帳 を つけましょう! ・・・いずれは、家計簿へ
    4. 何のために ちょきんするの?
  • X.お金の管理…その具体的アイディア3 親きょうだいからの自立に向かって
    1. グループホーム、アパート等に「行ったつもり」の生活をしてみよう
    2. 「行ったつもり生活」のやり方
    3. 「行ったつもり」の生活をいつから 始めるか
    4. 「甘いドラえもん」に さよならを!
    5. そうだんしよう そうしよう!
 2011年度  
 2011年12月10日 東村山市成年後見制度推進機関・東村山市障害者地域自立生活支援センター「る〜と」   ご本人向け講座「上手なお金の使い方」 
 2011年11月26日
 2011年11月18日 東村山市成年後見制度推進機関・東村山市障害者地域自立生活支援センター「る〜と」 ご家族・関係者向け講座「知的障害のある方の『お金』の支援を考える」
 2011年10月21日  栃木県社会福祉協議会 支援者向け講座
 2011年10月30日 町田市障がい者福祉センター・ひかり療育園  当事者向け講習会 「べんきょうしよう だいじなお金のつかい方」 
 2011年10月23日
 2011年10月7日 町田市障がい者福祉センター・ひかり療育園 講演会 「障がいのある方のお金の管理とトラブル防止を支えるために」
 2011年6月24日 川崎市立養護学校 保護者公開研修会 「お金をめぐる支援ということ」

2010年度  
2010年9月9日  武蔵野市地域生活支援センター
びーと  
「大事なお金 上手に使って ひろがる暮らし 障害のある方への『お金』の支援を考える」(家族・支援者向け)
 2010年9月4日 「楽しく学ぼうサマーセミナー 考えよう大事なお金の使い方 Aどうしよう? お金のトラブル」(当事者向け)
 2010年8月7日 「楽しく学ぼうサマーセミナー 考えよう大事なお金の使い方 @上手なやりくり 教えます!」(当事者向け)

2009年度  
 2010年2月26日 東京都立矢口特別支援学校  「勉強しよう お金のこと」(進行:江國泰介 学習支援:鈴木佳江)
 2009年9月5日 東京都立七生特別支援学校  スキルアップ講座 「『悪の手』から だいじな おかね を まもる ために!」 
 2009年9月4日

2008年度  
 2008年11月27日 神奈川県県央保健福祉圏域地域自立支援協議会 グループホーム世話人研修 「お金のトラブル防止と金銭管理支援のアイデア」 
 2008年11月26日 社会福祉法人友愛十字会世田谷更生館・友愛舘 (身体障害者入所授産施設) 利用者自立支援プログラム「お金のトラブル防止と金銭管理のアイデア」(当事者向け)
 2008年9月25日 神奈川県湘南東部障害保健福祉圏域地域自立支援協議会 グループホーム世話人研修「お金のトラブル防止と金銭管理を支える」
 2008年4月20日 神奈川県県央保健福祉圏域ネットワーク形成事業 当事者研修 「金銭トラブルから自分を守ろう!」

2007年度  
2008年2月27日  日本グループホーム学会神奈川県愛甲地区グループホーム 世話人研修「知的障害の方のお金のトラブルの防止とお金の管理を支えるために」
 2008年2月23日 社会福祉法人渋谷区社会福祉協議会渋谷区障害者就労支援センター 生活講座 (当事者向け) 「だいじなおかね じょうずにつかって たのしいくらし」2008
 2007年9月29日 世田谷区就労障害者生活支援センタークローバー家族の集い 公開講座「働く障害者の方の事例から見たお金をめぐる指導・支援のアイデア」

2006年度  
 2007年1月23日 千葉県市川市立養護学校
保護者研修会 教員研修会 
「働く障害者の方の事例から見たお金をめぐる指導・支援のアイデア」 
 2007年1月12日



新聞・雑誌等への掲載

  • 「読売新聞」全国版 2007年8月8日朝刊 (江國・詐欺被害防止対策等の取り組み)
  • 環境新聞社「月刊ケアマネジメント」 2007年10月号 (江國・詐欺被害防止対策等の取り組み)
  • 東京都消費生活総合センター 『わたしは消費者』(120号)「消費者教育における取組み―知的障害者を例に―」  2010年6月 (小野・東京都消費生活総合センターが作成した特別支援学校高等部向けのWeb版読本の検討会委員として参加した様子や、関連する啓発資料、特別支援学校に通う生徒の消費生活の課題、おたふくけんの活動に関する紹介)


多重債務者問題からみた社会福祉の
あり方研究会(おたふくけん)
事務局

〒102-8341
東京都千代田区三番町22番地
東京家政学院大学 現代家政学科
小野研究室内

第1回 お金のトラブルに気をつけよう! 
 T.お金のトラブルには どんなことがあるでしょう? 
  •  1.「お金のトラブル」って どんなこと
  •  2.だしあってみよう…いろいろな金銭トラブルについての押さえ
  •  3.自分を守るために…なまえや住所を教えない(替え歌♪「アンケートの歌」)、はんこを押す前 に考えよう
  •  4.けいたい電話
  • U.金銭感覚を 身につけよう!
  •  1.金銭感覚とは
  •  2.金銭感覚と一口にいうけれど…
  •  3.計算ができることより、金銭感覚を
  •  4.「どれくらい」を つかむために
  •  5.金銭感覚を 身につけるために